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超・個性派の『懸賞なび』編集部員が、日常を綴るまったりブログです(●´ω`●) ほぼ日替わりで執筆中!!

2017年12月13日
読書の秋に読んだオススメ本(高橋)

高橋はゲームばかりして、あまり本を読まないように感じると思いますが……。
部屋を見渡したら本があちこちに散らばっていて(漫画じゃないよ!)、なんだか逆にひいてしまいました。
もっとゲームで遊ばなければ!!
(; ・`ω・´)<使命感


というわけで、脳科学者で有名な中野信子先生の著書『ヒトは「いじめ」をやめられない』をオススメしたいと思います。



中野先生の本は難しい内容も文章も、一般的にわかりやすい例えで説明して頂けるのでかなり読みやすいです。
普段本を読まない方も、おそらく手軽に手に取れるのではないかと思います(『サイコパス』などの新書は文章が長めなのでご注意ください)。
個人的には、中高生の読書感想文にすごく良い本だと勝手に思っていますが……。
当たり前な答えでも、違った方面からのアプローチで解説されるので読んでいて飽きないんですよね。
(*´∀`*)♪

中野先生は以前より、人間という"種"を後世に残すため「オキシトシン」という愛情ホルモンを脳内で分泌させ、集団の結束を強めることで人間同士が共存してきた。と、本やテレビ番組等で述べられています。
この「オキシトシン」ですが女性が出産をする際に大量に分泌し、自分の子供に対して"愛着"をもたせる役割を持っているそうです。

「わが子を可愛いと思う→わが子を外敵から守る」これがオキシトシンの効果となります。
また、この効果は自分の所属する集団(チーム・グループ)でも同じ影響が与えられ、一見良い結果が得られていると思われます。
しかし、「外敵(危険)からグループ・我が子を守る」という行為が悪い方向に働くと、自分の所属するグループの中からルール違反者(外敵)を弾き出す、つまり「いじめ」に発展してしまうということなんです。

「いじめる人は心が弱い」とか「いじめる人にも否がある」などの意見もありますが、本来正しく働くはずの脳の機能がエラーとして間違った行為となり発揮されてしまう。
それこそが「いじめ」なんだ、と解説されています。

これらの事を結論付ける臨床実験や、それらを踏まえたうえでの防止策・対応策が提案されており、
「いじめ」を題材にした本の中でも、"必読書"となる内容が多く詰め込まれていると思います。


ちなみに中野先生の言葉で高橋が好きな言葉は『「本能」に逆らうことが出来るのは「知性」だけ』という言葉。
いま胸に抱いている感情は『本能』から感じているのか、自分の頭で考えた末の『知性』から来ているものなのか。
常に自分を客観的に眺められるような、そんな人になれると素敵ですよね(ブーメラン)。
?( ^o^)?-=ニ=卍

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