連載終了★ 小林剛プロの麻雀何切る?Q&A
コラム紹介
麻雀プロの小林剛が、麻雀の何切る問題を出題! 解答者の中から抽選でクオカードをプレゼント!
2010年05月28日
第49回小林剛プロの麻雀何切る?
みなさん、こんにちわ
麻雀プロの小林剛です
私のコラムもいよいよ最終回今までご愛読ありがとうございました
本来文章を書くのがとても苦手な私ですが、寂しいようなホッとしたような・・・複雑な気持ちですね。
私の拙い文章を見て、さらに麻雀を好きになってくれた人や、麻雀というものに興味を持ってくれた人が少しでも増えたならありがたいことです
私の戦術やタイトル戦の結果などを、ここで発表することはもうできませんが、またどこかでみなさまとお会いできるのを楽しみにしています
さて、いよいよ最後の問題となりました
今回の手牌は「生涯最高の何切る」として何回か紹介させてもらっていて、どうしても取り上げたかったものです。
4索…26%
6索…32%
8索…25%
9索…17%
さっそく正解を発表させてもらうと、なんとマジョリティになった6索切りです
この問題のポイントは、ソーズの形をどう見るかですマンズとピンズで計3メンツ、中中も切らないとすると、ソーズは1メンツもしくは雀頭でよくなります。
そこで重要なのは、ソーズを468+99と見ないことです。2メンツを作るならそれでいいのですが、1つでいいとなれば、46+899と見て、899の方を残すのが一番柔軟でよさそうです。そこで4か6索切り、ツモ3索での三色を考えれば6索切りが正解になるんです
最後の問題で、用意した正解がマジョリティになり、嬉しい限りです
ただ・・・ 今回の問題で、選択肢を見ないで6索切りに気づいた方は、どのくらいいたのでしょうか・・・
普通の人はもちろん、かなり強い人でも、ソーズは468+99と見るのが自然です。
実際、私の友人のほとんどが4か8索切りと答えたのです468の真ん中をぶった切る非常識な6索切りなんて、選択肢に入らないんですよね(笑)。
ところが、よ〜〜く考えると6索切りが正解になっちゃうんです
長年何切る問題を作ってきましたが、よく見る形で、常人の想像を超える選択肢が正解になるという、奇跡のような問題がコレなのです。
私は今後も麻雀を続け、何切る問題も作っていくでしょうが、このような問題をまた作りたいと思っています
今回は、今までご愛読いただいたお礼に、「クオカード」<1000円分>を抽選で5名様にプレゼントします
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このコラムの感想など、お聞かせいただけると嬉しいです
それではみなさん、今まで本当にありがとうございましたまたどこかでお会いしましょう
プロフィール
小林剛
1976年2月12日生まれ。
「麻将連合」認定プロ。
獲得タイトルは、第三・七期将王、第三期野口恭一郎賞ほか。
『近代麻雀オリジナル』(竹書房刊)に「何切る」問題を長年連載し、約800問を出題。
また、日本代表として海外での国際大会への出場経験も豊富。